その投資、本当に安全ですか?
暗号資産をめぐる詐欺は、年々巧妙になっています。「必ず儲かる」「すぐに増える」などの甘い言葉には注意が必要です。
本ページでは、よくある手口や対策のチェックポイント、万一のときの相談先を、やさしくまとめました。
暗号資産に関する詐欺の最新情報
暗号資産に関する詐欺は年々巧妙化し、増加傾向となっています。一般社団法人日本暗号資産等取引業協会(以下、JVCEA)では、各種情報を積極的に発信していきます。
「投資詐欺かも?」と感じたら、すぐに行動をするのではなく、同様の事象が無いかの確認、専門機関へご相談ください。
暗号資産に関する詐欺のよくある手口
暗号資産に関する詐欺の手口について昨今は多様化しており、様々な手法で忍び寄ってきます。ここでは代表的な手口についてご紹介いたします。

投資詐欺
「必ず儲かる」「特別に教える」など高利回りを強調
- 「必ず儲かる」「元本保証」など、非現実的な利益を約束
通常の投資ではあり得ないような高い利回りや、損失が出ないといった保証をうたいます。 - 「特別に教える」「今だけの限定枠」など、特別感を演出
希少性や優越感を煽り、冷静な判断をさせないよう影響を与えます。 - 専門用語や偽の実績で信頼感を演出
「AIが自動で運用」「プロが監修」「成功者の声」など、もっともらしい説明で信じ込ませようとします。
早期入金や少額お試しから高額化、出金させない手口
- 「まずは1万円から」など、安心感を与える少額投資
初期は少額で利益が出るように見せかけ、信用させます。 - 「もっと稼ぐには追加投資が必要」と誘導
徐々に投資額を引き上げさせ、最終的には高額な入金を求めます。 - 出金を妨害する口実が多数
「手数料が必要」「税金の支払いが必要」「システムの都合」など、様々な理由で出金を拒否します。 - 連絡が取れなくなる・サイトが消える
最終的には連絡が途絶え、投資先のサイトやアプリが閉鎖されるケースもあります。
金融庁ページ
なりすまし・偽アカウント
有名人・協会・取引所・カスタマーサポートを装う
- 有名人の名前や顔写真を無断使用
「〇〇さんも投資している」「〇〇氏が推薦」など、著名人の名前・顔写真を利用して信頼感を演出します。実際には本人の関与がない場合がほとんどです。 - 実在する団体・企業を偽装
「日本証券業協会」「〇〇取引所」「金融庁認可」など、実在する機関名を使って安心感を与えますが、偽のロゴやサイトを使っているケースが多くあります。 - 偽のカスタマーサポートを名乗る
LINEやメールで「サポート担当です」「口座開設のご案内」などと連絡し、個人情報や資金をだまし取ろうとします。
DMで外部サイトやウォレット接続へ誘導
- SNSのDM(ダイレクトメッセージ)で接触
Instagram、X(旧Twitter)、LINEなどで突然メッセージが届き、「稼げる情報を教えます」「特別な投資案件があります」と誘ってきます。 - 外部サイトへのリンクを送信
「こちらのサイトで詳細を確認してください」「このアプリをダウンロードしてください」などと、偽の投資サイトやアプリに誘導します。 - ウォレット接続を求めるケースも
暗号資産関連では「ウォレットを接続すれば報酬がもらえる」「エアドロップに参加できる」などと誘導し、資産を盗まれる危険があります。


SNS・マッチングアプリを使った勧誘
副業や恋愛を装って関係性を利用し勧誘
- 副業紹介を装った勧誘
「スマホで簡単に稼げる副業がある」「在宅で月収30万円可能」などと誘い、実際には投資詐欺へとつながるケースがあります。 - 恋愛感情を利用した“ロマンス詐欺”
マッチングアプリやSNSで親しくなり、「将来のために資産運用を始めよう」「一緒に成功したい」などと投資を勧めてきます。信頼関係が築かれた後なので、疑いを持ちづらくなります。 - 長期的なやり取りで安心感を与える
すぐに投資を勧めるのではなく、数週間〜数ヶ月かけて関係を築き、タイミングを見て投資話を持ちかける手口もあります。
偽の収益画面を見せることもある
- 偽造された収益画面や取引履歴
「このアプリでこんなに稼げた」「毎日利益が出ている」などと、実際には操作された画像や画面を見せて信用させます。 - 他人の成功事例を装う
「友人もこの投資で成功した」「みんなやっている」などと、架空の人物や偽の口コミを使って安心感を与えます。 - 収益画面を見せて追加投資を促す
最初に少額の利益を見せ、「もっと投資すればもっと稼げる」と追加の入金を誘導します。
警察庁特殊詐欺ページ
偽サイト・偽アプリ
本物に似せたURL・アプリ名で誘導
- 公式サイトに似せたURLを使用
例:「https://jvcea.or.jp」→「https://jvcea.co.jp」など、見た目が似ているが微妙に表示が異なるURLを使って偽サイトに誘導します。 - 本物そっくりのアプリ名やロゴ
正規の取引所や金融機関の名前・ロゴを模倣したアプリを配布し、インストールさせて情報を盗みます。 - 検索結果や広告に偽サイトが表示されることも
Google検索やSNS広告に偽サイトが紛れ込むことがあり、公式と誤認しやすくなっています。
ウォレット接続・秘密鍵の入力を要求
- 「接続するだけで報酬がもらえる」などの誘導
暗号資産関連で「エアドロップに参加」「報酬を受け取るには接続が必要」などと誘導し、ウォレットを接続させます。 - 秘密鍵やリカバリーフレーズの入力を求める
「本人確認のため」「資産の復元に必要」などと理由をつけて、絶対に教えてはいけない情報を入力させようとします。 - 接続後に資産が盗まれるケースも多数
一度接続すると、ウォレット内の資産が勝手に送金されるなど、取り返しのつかない被害につながります。

詐欺に遭わないためのチェックポイント
投資詐欺は巧妙に仕組まれており、誰でも巻き込まれる可能性があります。以下のポイントを意識することで、被害を未然に防ぐことができます。
- 「すぐに儲かる」「保証」は危険信号
「必ず儲かる」「元本保証」「短期間で高収益」などの言葉は、詐欺の典型的な誘い文句です。投資に絶対の保証は存在しません。冷静に疑いましょう。 - 秘密鍵・シードフレーズ・二段階認証コードは絶対に共有しない
これらは資産の鍵です。誰かに教えることは、財布ごと渡すのと同じです。「本人確認」「復元のため」などの理由でも、絶対に入力・共有しないでください。 - 送金前に相手・URL・アプリ名を再確認
送金前には、相手の正体・URLの正確性・アプリの信頼性を必ず確認しましょう。本物そっくりの偽サイトやアプリが多数存在します。公式情報を直接確認することが重要です。 - 不明なDM・グループ招待に反応しない
SNSやチャットアプリで突然届くDMやグループ招待は、詐欺の入り口であることが多いです。「稼げる情報」「特別な案件」などの誘いには、絶対に反応しないようにしましょう。 - 登録業者かどうかを確認
金融商品を扱う業者は、金融庁の登録が必要です。投資先が登録業者かどうかは、金融庁の公式サイトで確認できます。登録されていない業者は、違法または詐欺の可能性が高いです。
金融事業者一括検索:https://search.fsa.go.jp/
無登録業者との取引は要注意(金融庁) - 落ち着いて一晩置く
急かされると冷静な判断ができなくなります。「今すぐ」「今日だけ」などの言葉が出たら、一晩置いて考えることをおすすめします。家族や信頼できる人に相談することで、詐欺を防げることもあります。
被害に遭ってしまったら・・・(初動ガイド)
万が一、投資詐欺などの被害に遭ってしまった場合は、すぐに行動することが重要です。
以下のステップを参考に、冷静に対応しましょう。
- 送金・接続を止める(ウォレット連携解除)
詐欺サイトやアプリにウォレットを接続してしまった場合は、すぐに連携を解除しましょう。接続を続けると、資産が抜き取られる危険があります。 - パスワード・2FA(二段階認証)を変更
詐欺サイトにログイン情報を入力してしまった場合は、すぐにパスワードと2FA(二段階認証)を変更してください。他のサービスで同じパスワードを使っている場合も、すべて変更することをおすすめします。 - 取引所・ウォレット提供者に連絡
利用している暗号資産取引所やウォレットサービスの公式サポートに連絡し、状況を報告しましょう。一部のサービスでは、資産の凍結や調査対応が可能な場合もあります。 - 証拠を保存
詐欺の証拠となる情報は、必ず保存してください。スクリーンショットや取引履歴の保存が、後の相談や通報時に役立ちます。
DMの内容(スクショ、履歴、URLなど)、詐欺サイトのURL、送金履歴、偽アプリの画面 など - 相談窓口へ連絡(#9110、188、協会窓口)
下記に相談窓口を記載いたします。 - クレジットカード・携帯キャリア決済の停止
詐欺サイトでカード情報やキャリア決済を使ってしまった場合は、すぐに利用停止・再発行の手続きを行いましょう。カード会社や携帯キャリアのサポートに連絡し、不正利用の申告をしてください。
各種ご相談窓口
| 警察相談専用電話(警視庁) 平日 午前8:30から午後5:15(各都道府県警察本部で異なります。) | #9110(全国共通) |
|---|---|
| 消費者ホットライン(消費者庁) 平日 午前9:00から午後5:00 休日 午前10:00から午後4:00 | 188(いやや!) |
| 金融サービス利用者相談室(金融庁) 平日 午前10:00から午後5:00(ウェブサイトでは24時間受付) | 詳細はこちら |
| 一般社団法人日本暗号資産等取引業協会(JVCEA) | お問い合わせフォーム |


